薔薇の水
2008年1月18日より。
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「太陽」
を見ました。
「さらば箱舟」と2枚DVD借りてて、でも返却が今日だったので1枚選んで。 ずーーっと見たくてやっと借りたし。 昭和天皇にMOEました。 とか言ったら不敬罪で殺されるんだろうか。 でも可愛かったんですよ。 しかもそれ狙って作ってると思う。 マッカーサーの台詞で「子供のような人だ」ていうのが印象的だった。 行動が全体的に挙動不審。 久しぶりに会った皇后にぴとって抱きつくところが非常に可愛らしかった。 ちょっと面白いふつうのおじさんって感じ。 多分、天皇は目の前で人が殺されていくところを見ていない。 ラジオをつけても、戦局についてのニュースになった途端「消してくれ」とか言うし。 でも、自分の「人間宣言」を録音した技師が、自決したって知らされる。 そんでそれがラストシーン。 戦中とその直後が時代設定だけど、描かれてるのは天皇周辺の部下とのやり取りや日常生活や マッカーサー等GHQのアメリカ人たちとの(屈辱的な)交流だから、 人が死んでるシーンはまったく無いわけだ。 この、録音技師の自決だけが、作中に出てくる死。 変わった終わり方だなーと思ったけど、後に残る。 しかし、よくこんな映画が作れたなーと思った。 いや作ったのロシア人みたいですけど。 だって、よく考えたら、昭和天皇ってまだ死んで…崩御されて?20年でしょ? しかも結構、コミカルなのよ。多分本人がそういう感じの人だったんだろうなと思うが。 「あ、そう」とかさ、口癖もリアルに真似てたし。 皇室なんて、かなーりゆるくなってる(週刊誌で連日取り上げられるほど)とは言え、 やっぱり不可侵の…タブーの領域じゃないかなぁ、と思うの。 しかもあの、太平洋戦争時の天皇の話。 どういう取り上げ方をするにせよ、絶対どこかから文句が出るであろうに、 日本でちゃんと上映したと言うでないの。 戦争の時の、天皇ってなんだったんですかね。 どう思ってたんだろうか。 神、とか言われて。 「天皇は現人神である!」とか言ったって、あんな普通のおじさんなわけだが。 ていうか冷静に考えれば当たり前なんだよ。 でも、なんていうかね、人間は神が欲しいんだと思う。 そういうのが好きなんだろうね、無限や絶対と言うようなものが。 多分そういうものがないと生きていけないんだろう。 でも、白羽の矢を立てられた彼は、愛してる奥さんにぴったり子供みたいに抱きつく可愛い人間だったのでした。 PR
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普通じゃないほうの日記早く書いて! |
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えーえーえーうーーーん
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